海外で活動する人のための住信SBIネット銀行とソニー銀行の比較

最終更新2022/08/16

このブログでは、おもに海外で活動する人が使いやすいWiseRevolutを中心に、実際に利用するときのポイントについて説明紹介してきました。(それぞれのリンクはこのブログ内のWiseやRvolutのキーワード検索にリンクしています。)

ところで、WiseRevolutを利用するには、日本の銀行からWiseやRevolutに送金する必要があります。

海外で活動する人にとって、WiseRevolutへの送金や外貨預金だけでなく

  • WiseRevolutのデビットカードのサービスを補完できる
  • さまざまな投資対象がある
  • ポイントによるキャッシュバックがある

銀行がよいでしょう。

それで海外で活動する人にメリットが大きい銀行の中で、住信SBIネット銀行とソニー銀行に注目して使い勝手を比較します。

   

まず注意する点として、個人の場合は住信SBIネット銀行⇒海外へ送金できません。(ソニー銀行⇔海外の両方の送金ができます。)

しかし、

  • 100万円以上を送金する必要がない人
  • 海外の銀行口座へその国の通貨以外のお金で送金する必要がない人(例:シンガポールの銀行へ米ドル送金するなど)

は、Wiseを使ってお得に海外送金できます。→100万円までの海外送金におとくなワイズ(TransferWise)

また、海外での利用ではそれほどお得・便利ではない住信SBIネット銀行のデビットカードですが(後で説明)

  • Revolutを使いこなせる人(取扱い通貨の平日、月75万円までの両替コスト無料)

なら、その他のクレジットカードを合わせて利用すれば対応できます。

【WiseのデビットカードよりRevolutやソニーバンクウォレットをすすめる理由】

両替コストを比べると、Revolut(取扱い通貨の平日、月75万円までの両替コスト無料)やソニー銀行の外貨預金両替コストより割高です。→海外ショッピングはrevolutがおとく!(月間75万円まで)+注意する点 ソニーバンクウォレットは10ケ国で最強のデビットカード

 

ということで、住信SBIネット銀行とソニー銀行の使い勝手について

  • 海外でのデビットカードやATMの利用
  • 付帯するサービス
  • 証券などの投資対象の豊富さ

に関して比較します。

私なりの結論ですが、

・住信SBIネット銀行→WiseやRevolutを使いこなし、日本でさまざまな投資をしたい人

・ソニー銀行→投資対象は外貨預金や投資信託程度である程度の残高を維持できる、国内でソニーバンクウォレットのポイント(~2%)が魅力な人

をすすめます。

これから3つの銀行についてそれぞれの点で比較します。

【参考情報】

個人は海外への送金ができないSBIネット銀行ですが、国内自分名義の口座への外貨送金、国内や海外からの外貨受け取りはできます。→ SBIネット銀行 外貨送金サービス 外貨送金受取サービス(外貨を受取る)

【お得な参考情報】

WiseやRevolutを利用するなら、住信SBIネット銀行やソニー銀行以上にお得にカード支払いできることがあります。たとえば以下のお得な方法があります。

1.受取人がどこの国にいても、受取人が受け取る通貨のWiseやRevolutのマルチカレンシー口座を持っているなら、その通貨で即座に送金をできます。(例:マレーシアに住む友人に米ドル送金する。)→ワイズ(旧TransferWise)のマルチカレンシー口座とデビットカードはこんなに便利!【海外に長期滞在する人編】 Revolutの会員間送金、国内送金とその他サービス

2.以下の順にお得なカード支払いができます。

  1. 外貨両替コストゼロでRevolut取扱い外貨に両替した外貨残高から支払う。(会員あて送金もできます。)→revolut 外貨への両替 Revolutでクレジットカードの両替コスト2.2%を節約する方法
  2. 〔米ドルのみ〕住信SBIネット銀行デビットカードで年間30回までの米ドル外貨預金残高から支払う。→住信SBIネット銀行 外貨でのご利用
  3. ソニー銀行の取扱い外貨預金残高からソニーバンクウォレットで支払う。→ソニーバンクウォレットは10ケ国で最強のデビットカード

3.Revolutの取扱い通貨なら(住信SBIネット銀行やソニー銀行より多い)、前もって円から必要な通貨に両替してからデビットカードで支払うのがお得です。→海外ショッピングはrevolutがおとく!(月間75万円まで)+注意する点

4.Revolutの取扱い通貨以外での支払いでは、MasterやVisaの割高な両替レートでの支払いになります。しかし一般のカード会社のようにさらに上乗せされる適用レートにならないので、一般のクレジットカードでの支払いよりおとくになります。)

5.以外にお得なのがソニーバンクウォレットによる支払いです。ただし不正利用に用心して利用額に制限をかけておくことをすすめます。海外での利用でも、日本円に換算した額が適用されます。→ソニーバンクウォレットは10ケ国で最強のデビットカード

6.カード紛失や盗難に注意しましょう。ApplePayやGooglePayにカード情報を登録し、スマホの指紋やパスコードで認証した後で利用するのも一つの方法です。

 

 

海外でのデビットカード支払いとATM利用

SBIネット銀行デビットカード、ソニーバンクウォレットいずれも、それぞれの銀行の外貨預金残高から直接支払ったり、現地国のATMから現金を引き出すことができます。

注意したい点は、SBIネット銀行の外貨両替コストは安いですが、実際のカード支払いではソニーバンクウォレットが有利になります。

これから、住信SBIネット銀行とソニー銀行で利用できる通貨、両替コストを含めた利用時の手数料、使い勝手について比較します。

【参考情報】

1.SBIネット銀行デビットカード、ソニーバンクウォレットともクレジットカードではないので、ホテルやレンタカーの予約には不向きです。ただし予約はクレジットカードで申し込み、支払いはこれらのデビットカードですることはできるでしょう。

2,以下のこのブログ内の記事が役立つかもしれません。マルチカレンシー口座(とカード)には3種類ある。 SMBC信託銀行18通貨対応の多通貨Visaデビットはお得ではない!

    

 

 

 

 

 

 

1.利用できる通貨の違いと両替コスト(1通貨当り)

利用できる通貨数ではソニー銀行、しかし両替コストでは住信SBIネット銀行がずっと有利です。(ソニー銀行でもある程度の外貨預金や投資信託残高などがあると(シルバー、ゴールド、プラチナ)有利な両替レートになります。)

住信SBIネット銀行:米ドル0.06円、ユーロ0.14円、英ポンド0.24円、豪ドル0.24円、NZドル0.24円、カナダドル0.24円、スイスフラン0.24円、香港ドル0.05円、南アフリカランド0.19円 →住信SBIネット銀行 為替コスト(手数料

ソニー銀行:米ドル0.15円、ユーロ0.12wン、英ポンド0.45円、豪ドル0.45円、NZドル0.45円、カナダドル0.45円、スイスフラン0.45円、香港ドル0.09円、南アフリカランド0.2円、スウェーデンクローナ0.09円、ブラジルレアル0.9円※、人民元0.3円※ →ソニー銀行 外貨預金・外貨送金手数料※ブラジルレアルと人民元は外貨預金はできますが、外貨送金やソニーバンクウォレットでは利用できません。

しかし、海外でデビットカードを使うときにかかる手数料、サービスや適用レートに注意が必要です。

2.海外でデビットカードを利用するときの手数料、海外での使い勝手

外貨での支払いでは、ソニー銀行のソニーバンクウォレットが有利で使い勝手がよいです。(ソニー銀行で利用する通貨の外貨預金口座を前もって作る必要があります。〔1ドルなど1通貨単位でOK〕)

外貨預金のある通貨での支払い手数料と使い勝手

SBIネット銀行:適用外貨レートに対して2.5%(非課税→課税後2.75%、※米ドルは例外あり)、また外貨残高の範囲での支払いのみなので注意が必要です。(外貨残高が不足すると、全額円残高からの引き落としになります。)

詳しくは→住信SBIネット銀行 デビットカード お客さまサポートご利用方法 – 海外でのご利用 の 外貨預金を海外で使う方法 外貨で利用時の手数料について をご覧ください。

※米ドルでの支払いは年間30回まで手数料をキャッシュバックがあります。ただし前もって済通貨をスマートフォンアプリのデビット管理→決済通貨指定(米ドル決済時)にて設定するのが面倒です。

ソニー銀行:ソニー銀行の外貨預金口座からソニーバンクウォレットで支払うときの手数料無料、さらに残高が不足すると自動的に円預金残高からお得な両替レートで支払えます。(前もって1通貨単位で良いので外貨預金口座をつくてください。)

詳しくは→Sony Bank WALLET の使い方 の中ほどから 海外で使う をご覧ください。

取扱い外貨がない通貨での支払い

住信SBIネット銀行デビットカード(Masterのレート+2.5%〔税込2.75%〕)、ソニー銀行ソニーバンクウォレット(Visaのレート+1.75%)の両替レートが適用されます。(残念ですがMaster、Visaの適用レート自体に1%程度の上乗せがあります。)

【参考情報】 外貨残高からお得に支払う方法は以下の通りです。

1.Revolut:ニューヨーク時間の平日なら月75万円まで両替コストゼロです。その通貨の外貨預金残高からカード支払いすると手数料はかかりません。→revolut 外貨への両替 Revolutでクレジットカードの両替コスト2.2%を節約する方法

2.Wiseでの外貨両替に若干の手数料はかかりますが、外貨残高からの支払いに手数料はかかりません。ワイズ(旧TransferWise)のマルチカレンシー口座とデビットカードはこんなに便利!【海外に長期滞在する人編】

海外でのATM利用手数料

SBIネット銀行、ソニー銀行どちらも手数料がかかります。※そのほかATM保有者が利用手数料を取ることがたいていです。

住信SBIネット銀行デビットカード(Masterのレート+利用額の2.5%〔税込2.75%〕/1回)

ソニー銀行:ソニーバンクウォレットでの利用額の1.79%/1回)

今の時代、たいていの場合カード支払いできます。どうしても現金が必要な場合、日本のクレジットカードを使った海外キャッシング→のむてつさんのサイト 国際キャッシュカード&海外キャッシング比較 ほかにWiseやRevolutのカードを使ったキャッシングをすすめます。

付帯サービス

   

ソニー銀行でまとまった金額の外貨預金や投資信託などの商品ができる人なら、1.5%~2%のキャッシュバックは魅力です。(国内でのアマゾンでの支払いなら、アマゾンプライムカードの2.5%のアマゾンポイントが一番おとくになります。)

(1)カード利用などでついてくるポイント(キャッシュバック)など

住信SBIネット銀行:一般カード利用 利用額の0.8%(Visaは0.6%)→デビットカードのポイント 外貨預金その他の利用→スマートプログラム Apple Pay、Google Payに対応しますが、ポイント付与については不明です。

ソニー銀行:預かり残高、利用サービスなどにより0.5%~2%→ソニーバンクウォレット キャッシュバック 詳しくは優遇プログラム Club S をご覧ください。

※ソニーバンクウォレットの追加情報:国内での支払いのみキャッシュバックの対象。そしてGoogle Payで「国内支払い」の場合にキャッシュバックに対応し、ポイントが付きます。(国内、日本円で利用した場合でも、店舗によっては「海外ショッピング」扱いとなることがあります。→「Visaデビット利用明細照会」内、「備考」欄に「外貨利用等」と表示されます。)

※※一部の電子マネー、各種登録アカウントへの残高チャージ等、直接加盟店契約をするカード会社以外のカードが利用できない加盟店では Sony Bank WALLET は利用できません。(例)nanaco、楽天Edy、Apple Payなど Sony Bank WALLET(Visaデビットカード)ご利用できない加盟店一覧

※※※Apple Payには対応していません。

(2)国内送金手数料とATM利用手数料の無料回数

いずれの銀行も預入額などにより優遇があります。

住信SBIネット銀行:月1回~の送金手数料無料、月2回~のATM利用手数料無料→スマプロランクについて

ソニー銀行:ランクによって月2回~の国内送金手数料は無料、月4回~のATM利用手数料無料→お振り込み・ATM利用手数料

※2行とも、いくつかの銀行ATM(地方銀行など)では利用できません。不明なときはセブンイレブンやゆうちょ銀行のATMを利用しましょう。

外貨預金以外の投資対象の豊富さ

   

2行ともFX取引ができます。(例:さらに円安が進むか判断に迷うときのソニー銀行FX 逆指値の利用)さらに住信SBIネット銀行は、純金積立のほかSBI証券との連携で国内・海外の株式から先物・オプション取引まで豊富な投資ができます。一方ソニー銀行は投資信託のみとなります。

・住信SBIネット銀行→商品・サービス 取扱い商品 投信

・ソニー銀行→商品・サービス ファンド一覧

※最近、ソニー銀行の取扱い投資信託数は充実しつつあります。ただし多くの投資信託の実際の買付け日は、申し込んでから1-3営業日後の約定になるので、機動的な投資には向かないかもしれません。逆にその程度の投資スタンスならソニー銀行でよいかもしれません。

以上、海外で活動する人に役立ちそうな住信SBIネット銀行とソニー銀行をいくつかの面から比較しました。

【金投資などの参考情報】

2行に関連した金やコモディティ投資について説明します。金の現物、投資信託、ADRなど投資対象によって日本の税制が異なるので注意してください。)

1.住信SBIネット銀行は金の積み立てがあり、そのほかSBI証券で投資信託のほか金鉱山会社への投資、ADRを通した投資ができます。

2.ソニー銀行は金価格やコモディティ指数に連動する投資信託もあります。

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※そのほか田中貴金属には純金積立があります。毎月の積立のほか、スポットでの売買や金現物の取り寄せができます。

4.海外で購入した金を日本に持ち込む場合。税関での申告が必要です。(20万円までは非課税)ちなみにマレーシアの貴金属商で10gの金現物を購入したところ、現地の金実勢価格より15%ほど割高でした。日本で売却するときは消費税(10%)を加えた買取価格が基準になるでしょうが、海外の証明書ではどのくらいの買取価格になるかは不明です。

 

住信SBIネット銀行の口座開設は

住信SBIネット銀行→からできます。

ソニー銀行の口座開設についての参考情報〕
1.他の人から紹介されてソニー銀行に口座開設し、
翌月末に30万円以上の残高を維持できる人は
ソニー銀行から3,000円をもらえます。💕
→ ご家族・ご友人 紹介プログラム
お知り合いがいないなら、
わたしが紹介することができます。

kazubo1☆★gmail.comまで(☆★を@に替えてください。)

  • メール名 『ソニー銀行紹介希望』
  • 姓と名前
  • メールアドレス

を送ってください。

基本1日後くらいにソニー銀行から紹介者名『山田和彦』でメールが届きます。

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