マルチカレンシー口座(とカード)には3種類ある。

最終更新 2021/3/11

海外で活動する人や海外とお金のやり取りをする人に、マルチカレンシー口座(+デビットカード)は本当に便利なサービスです。

そんなマルチカレンシー口座(+デビットカード)にも、

  • 日本⇔海外の送金ができるか。
  • 両替コストや送金手数料がお得か。

だけではなく

  • 送金手数料は無料で他の人のマルチカレンシー口座へ送金できる。
  • その他便利なサービス

といった点から、3種類に分けることができます。

1.一番おすすめするサービス ワイズ(旧TransferWise)とrevolut

 

この二つのサービスは、

  • 日本→海外の送金ができる。

日本の銀行からの送金ならトラブルになりそうな国でも、確実に届きます

※送金できる国や通貨はこの後で説明しています。

※※海外→日本などへの送金は、海外から送金する人がこれらのサービスを利用して、受取人の銀行口座やマルチカレンシー口座へ送金できます。

  • 両替コストはゼロ、海外送金手数料は送金額の0.6-2.0%程度

とお得ですが、さらに以下のメリットがあります。

1.受取る人が同じサービスのマルチカレンシー口座をもっていると、同じ通貨なら(円だけでなく取扱い外貨でも)瞬時手数料無料で送金できます。

たとえば、

現在オーストラリアにいるイギリスで口座開設した友人へ、米ドル送金する➡友人はすぐに米ドルマルチカレンシー口座で受取る。➡友人がデビットカードで、受け取った米ドルからアメリカのサイトでネットショッピングする。そんなことが簡単にできます。

そして、さらに

2.有利な為替レートの時に外貨に替え、あずけることができます。(その後、デビットカードを使って外貨残高から支払ったり、現地国のATMで現金引き出すことができます。※利息は付きません。)

※そのほか、revolutは家計管理、子供のお小遣い管理、金や銀、仮想通貨(日本は現在のところ不可)の購入までできます。

両社ともイギリスで始まりましたが

  • ワイズ(旧TransferWise)→お得な海外送金
  • revolut→チャレンジャーバンク

として始まったので、それぞれのサービスには異なった特徴があります。くわしくは→ワイズ(旧TransferWise)とrevolutの比較をご覧ください。

Wiseの口座開設は

ワイズ(旧TransferWise)からできます。

Revolutの口座開設は

Revolutからできます。

 

 

 

 

2.日本のネット銀行とデビットカード

おすすめは、ソニー銀行とソニーバンクウォレット(デビットカード)です。

お得な理由は

  • ネット取引で、日本⇔海外の送金ができる。(10通貨)
  • 両替コストは、一般銀行よりずっとお得です。

さらに

  • デビットカード(ソニーバンクウォレット)で、外貨預金残高からそのまま海外ショッピングやネットショップでの支払いができます。

くわしくは、

を、ごらんください。

3.その他のデビットカード(+クレジットカードも)

簡単に言うと、1.2.で紹介したカード以外の海外で外貨残高から直接利用できるカードです。

その例

たしかにマイレージをためたりできますが、肝心の両替コストは割高です。また金融機関によっては最低残高を維持しないと口座管理手数料を取られたりします。

これらのデビットカードを利用するときの注意点

デビットカードはクレジットカードではありません。ですからカード保有者の支払い能力を示すことはできません。

また利用した時点で残高から引落されてしまうので、キャンセルしたり不正利用された金額の返却を依頼しても、支払ったお金が戻ってくるまで日数がかかります。

ですから

  • ホテルやレンタカーなどの予約には、クレジットカードを使う。

※カード会社がカード保有者の支払い能力を保証します。またキャンセルやデポジットの返却が簡単です。

  • デビットカードでの支払いはキャンセルしない支払いだけ、信頼できる店舗で利用する。

以上です。

 

 

 

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