日本から100万円以上海外送金するとき、WISEと一般銀行のどちらがお得か?

最終更新2024/07/03

WISEを利用して100万円以上を海外送金できるようになりました。まとまった金額を送金できるのは助かりますが、一般的な銀行とWISEのどちらがお得かについてまとめます。

2024年3月18日wiseから以下のメールが届き、さっそく多額の送金の申し込みをしました。

 

すると、ようやく2024年6月下旬に100万円以上の日本から海外への送金ができるようになったというメールが届きました。

WISEを利用して100万円以上の多額を海外送金すときに気づいたことを以下にまとめます。(お得に海外送金するため、とくに2.3番目に注意してください。)→WISEの参考ページ:日本にお住まいのお客様の多額の送金について

100万円以上を海外送金するときの注意

1.WISEから申し込み、銀行からの入金のみ利用できます。

WISEのサイト:日本にお住まいのお客様の多額の送金についてに、以下の説明があります。

規制上の理由により、最大1億5000万円(相当額)の限度額は送金機能にのみ適用されます。アカウントの残高など、その他の方法で多額の送金を行うことはできません。残高からの送金、残高へのチャージ取引には、これまで通り最大100万円(相当額)の限度額が適用されます。

つまり、WISEのマルチカレンシー口座残高からの海外送金限度額は今まで通り100万円です。それ以上多額の海外送金の場合、銀行からWISEの指定口座へ国内送金する必要があります。(日本の場合)

2.主要通貨でまとまった金額を海外送金するなら、一般銀行を利用した方がお得になる。

100万円以上の海外送金するときの割引率は、日本円で2億円ていどでも100万円の送金手数料率から0.17%だけの割引率です。→WISEのサイトより:多額の金額にかかる手数料は?

一方、日本の銀行では3-5千円程度の海外送金手数料はかかりますが、円を主要国通貨に両替するコストはWISEの送金手数料率より少ないことが多いです。

つまりWISEは両替コストはゼロとおとくですが、送金手数料は送金額の0.6%程度以上からわずかの割引しかないため、多額の海外送金をするときには一般の銀行から送金した方がお得になることがあります。

【10万ドル(約1600万円)を海外送金するときの比較例】

ソニー銀行 合計1万円程度

※海外送金手数料3千円(受取銀行手数料3千円?) 両替コスト4千円(プラチナ適用)

→参考情報 日本からの海外送金に利用したいソニー銀行 そのほかのおすすめ銀行

WISE 8万円程度?(現在wiseの米ドル送金手数料は100万円程度の場合0.62%の0.16%割引)※両替コストはゼロ

日本の一般銀行から海外送金するにはさまざまな面倒(事業性資金は不可、送金資金の出所や使い道の確認など)がありますが、多額の海外送金をするときに手数料を節約したいなら、円を外貨に両替するコストの安い銀行を利用するほうがお得になります。

【参考情報】ソニー銀行とSMBC信託銀行の取扱通貨について

ソニー銀行の取扱通貨:米ドル、ユーロ、ポンド、豪ドル、NZドル、カナダドル、スイスフラン、香港ドル、南アランド、スウェーデンクローナ→ソニー銀行のサイトより外貨預金・外貨送金手数料

三菱UFJ銀行の取扱通貨:米ドル、ユーロ、ポンド、豪ドル、NZドル、スイスフラン、人民元、南アフリカランド、トルコリラ→三菱UFJ銀行より為替手数料

※海外送金にかかる手数料の比較方法

  • 一般銀行は、両替コスト+3-5千円ていどの海外送金手数料(+中継銀行手数料数千円?)
  • WISEは送金手数料のページから、通貨と金額を入れる。

ことで、どちらが得か計算してください。

3.途上国通貨(主要通貨以外)での海外送金ではWISEがおとく

一般銀行から途上国への海外送金は、たいてい円か米ドル建ての海外送金をし、現地国の銀行で現地通貨へ両替することになります。

そして現地国銀行では、円や米ドルなどから途上国通貨への両替コストはたいてい1%以上と割高になります。ですからまとまった金額になっても、WISEで海外送金して現地通貨に両替するのがお得になるでしょう。

(現地国銀行に米ドルや円預金口座を作り、そのまま置いておく場合は異なります。)

現地の銀行での両替コストがどのくらいになるかについては、現地国の銀行名に加えて 「foreign currency exchange」などで検索してください。そうするとその銀行の円から現地通貨へ両替レートが両替コストなどがわかります。

【マレーシアCIMB銀行の両替での日本円からの両替コストの計算例】

(SellingTT-BuyingTT)÷ (SellingTT+BuyingTT)÷2≒4.2%

※マレーシアのCIMB銀行は、米ドルをリンギットに両替するのに、なんと4.2%の両替コストを取っています。(2024/07/03現在)

ということで、便利なWISEの買いが送金ですが、通貨や金額に応じてお得な方法を選んでください。

Wiseの口座開設は

Wiseから申し込むことができます。

【追加情報】 海外から日本への100万円以上の送金について

WISEを利用して、日本へ100万円以上日本へ送金することができます。しかし、WISEであっても一般銀行と同じSWIFTというシステムを経由します。

よって、一般銀行でかかる中継銀行手数料、受取銀行手数料、さらに100万円以下の海外送金と同様の日数がかかります。→参考情報(別ブログ)TransferWiseを利用して海外から日本へ100万円以上を送金するときの注意

 

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