最終更新　2023/01/20

Wiseを利用して日本から送金できる金額は100万円までです。

ですからWiseで100万円以上を海外送金するには何回かに分けるしかありません。

ではWiseでは、

・1日にどのくらいの回数海外送金できるのでしょうか。

・親族が海外送金してよいのでしょうか。

この問題について、わたしの経験をまとめます。

Wiseで100万円以上のまとまった金額を分割して海外送金したいときの参考になればうれしいです。

【お断り】　2022年秋にわたしが知人から

『日本を出る前に日本の銀行でネットバンキングで送金する手続きをしてこなかった。現在タイにいるが。ビザ取得のための預金と自動車購入費用合わせて1000万円を送金したい、どうしたらよいか。』

と相談を受けました。

それでWiseに電話で問い合わせ、知人の子供が、親の口座から子供の口座へ移動した残高から海外送金できた経験をまとめています。よって今後も同様に利用できることを保証するものではありません。

Wiseでは、１日にどのくらいの回数の海外送金できるか？

以下の手順でてつづきしてください。

１．送金目的を明確にする。

Wiseに問い合わせる前に、まとまった金額の送金目的をはっきりしましょう。これがないとこれからWiseと交渉するとしても納得されないでしょう。

※知人の場合、ビザ取得用のタイバーツ定期預金700万円、自動車購入費用300万円でした。

２．Wiseに電話をかける。

１．Wiseのサイトにログインしてください。（Wiseアプリにパスコードが届きます。）

※+81 50 3161 3745に直接電話することもできますが、ログインしてから尋ねる方が良いでしょう。またメールで尋ねることもできますが、電話の方が早いでしょう。

２．Wiseのサイトで、ヘルプページ　→　カスタマーサポート連絡先　→　チャンネル（ログインしているなら会員番号が表示されます。）にすすみ、『電話する』をクリックする。

※月曜日～金曜日、09:00から17:00（GMT+09:00）まで利用可能

３．送金目的を伝え、Wiseが複数回の送金を受け付けるかたずねる。

正確に送金目的と金額を伝えましょう。

４．OKが出たら、1回ごとにWiseで海外送金の申し込みをし、Wiseの指定先銀行口座へ送金する。

Wiseが取り扱う通貨なら、数時間もあれば1回ごとに現地通貨で受取口座にお金が届きます。一般の日本の銀行のように、根掘り葉掘りお金の出所や送金目的をたずねられたりしないので助かります。

Wiseの口座開設は

→Wiseから申し込むことができます。

Wiseでは、親族などからの海外送金を受け付けるか？

1回が100万円までの海外送金のため制限が緩いのか、Wiseでは親族が代理で送金するときでも受け付けてくれます。（親族の銀行口座へお金を移動してから親族名でWiseを利用して海外送金します。）

一般的な日本の銀行では、海外送金するお金の持ち主が前もって準備しないまま一度海外に出てしまうと（例：これから海外で口座開設するならその口座の登録はできません。）一度本人が一時帰国して日本の銀行から海外送金手続きをするしかありません。

【参考情報】

日本の銀行では、親族が銀行口座にお金を移動してから海外送金しようとしても、銀行にはさまざまな規定があって実際に海外送金を受け付けないのが現状です。

例：ブログ運営者がWise以外に時々利用するソニー銀行のサイト→ソニー銀行でお取り扱いできない外貨送金についてには、

取り扱いできない仕向け・被仕向け送金として

• 知人・友人など（関係性を公的に証明できないため）
• 代理送金・代理受領とみなされるもの

と書かれ、親族が送金するとしてもけっこうな障害があります。（他の銀行でも、さまざまな理由を付けて受け付けません。）

両替コストと手数料を合わせるとどちらがお得か？

Wiseでは送金額に対して0.4％～1.05％程度の送金手数料がかかるので、1000万円の海外送金なら4-10万円の手数料負担となります。（外貨両替手数料は送金する通貨により異なります。→Wiseの最新手数料）

しかし、銀行から海外送金する場合は、以下の手数料に注意が必要です。

主要国通貨（米ドル、ユーロ、ポンドなど）：

海外送金できるたいていの銀行では、主要国通貨をお得に両替することができます。（例：三菱UFJ銀行〔外国為替相場一覧表（リアルタイムレート）〕、ソニー銀行〔為替レート〕）

しかし、そのほか海外送金手数料3-5千円、中継・受取銀行手数料が別途かかるので、通貨によっては500万円ていどまでならWiseで分割して海外送金しても手数料総額はそれほど変わりません。

主要国通貨以外（東南アジア、東ヨーロッパ　、中南米の通貨）：

これらの国へは、まず円や米ドルで海外送金し、さらに現地国通貨への両替が必要になります。円や米ドルから現地国通貨への両替コストは1.5％～2.5％程度かかるので、Wiseで100万円ごとに分割して送金するほうがお得になります。（Wiseは両替コストゼロ、送金手数料は0.4-1％程度）

※スウェーデンなど北ヨーロッパへのまとまった金額の海外送金なら、まずユーロで海外送金し、それから現地国の銀行のお得な両替コストで現地国通貨に両替するとよいでしょう。

以上、知人（とその子供）の経験したことからWiseでまとまった金額を分割して送金する方法をまとめました。参考になればうれしいです。

Wiseの口座開設は

→Wiseから申し込むことができます。