最終更新 2023/01/28
今後長期的には円が弱くなり日本の物価が上がる、さらに世界の石油をめぐる米ドルの支配力(ペトロダラー)も弱くなると考え、金投資を考える人もいるでしょう。
ところで日本での金の売買には、消費税10%を含めた価格で売買されています。
(2023/01/25田中貴金属のサイトより)※2023/01/25 9:30現在では、店頭小売価格8,977円 税込買取価格8,857円(ネット取引価格 買8,972円 売8,862円)と表示されます。
ところが、インドや韓国を除きほとんどの国では金の購入に消費税がかかりません。
※インドや韓国を除きほとんどの国では税金はかかりません。
ですから、海外で金を買うと、10%の消費税を節約できます。
ブログ運営者が、
・海外で金を買って日本ではどのように売れるか。
・日本で金の現物を買ったときかかる費用との比較
・金を売ったときの値上がり益に対する税金
・その他の金投資
を比較してみました。参考情報→金の輸入!海外から金製品を持ち込みする場合2つの注意点
実際には10%も節約できまませんが、海外旅行した記念と将来のインフレ対策として少しづつ購入するのもよいでしょう。
※ここでは18金などの金の装身具ではなく海外で純金のバー(999.9)を買って日本に持ち込む(+売却する)場合について説明します。(田中貴金属などが提示する〔装身具としての金より〕有利な価格で取引できます。)
【参考情報】
1.現在の消費税を含まない金価格は、日経のWTI石油先物 金価格 複合チャートで確認できます。
※ちなみに東京金価格の上にある「金先物」はドル建ての1トロイオンス(31.103g)の価格です。
2.金取扱専門業者以外を通して貴金属(装身具+時計)などを売る場合、業者が取るけっこうな利幅を差し引いた価格になります。たとえば同じ24金10gで、田中貴金属なら8,600円程度のところ、メガ・ド〇キでは77,000円でした。(2023/01/20)
3.海外から高価な宝石・装身具(+時計)などなどを持ち込んでも課税されます。(ただし日本を出る前に前って申告したものについては課税対象外→税関のHP 7201 外国製品を持ち出す場合の手続(カスタムスアンサー))
海外で金を買う。
いくらまでなら無税で日本に持ち込める?
まず覚えておきたいことは、
『海外で金を買って日本に持ち帰ると、20万円を超えると消費税がかかる。』※税関で支払い
ということです。
つまり、無税で日本に持ち込める金は、一人20g程度までです。(2023年1月の金価格から計算)
どこで、どんな金の現物を買うとよいか?
金をあつかう専門店で買いましょう。そして、どこの団体がが24金(999.9)であることを保証しているか確認してください。これがしっかりしていないと、日本で有利な価格で売却できません。
たいていの金を取扱う専門店なら問題ないでしょう。しかし心配なら前もって田中貴金属のサイトから販売店などに出向き、どこが保証する金なら田中貴金属の(消費税込みの)現在買取価格で売却できるか確認することをすすめます。
金の現物を受け取るのはどのくらいの手数料(上乗せ)がかかる?
都会の金取扱店なら10%程度の上乗せ価格で金の現物を買うことができるでしょう。
【金現物の取り寄せ手数料の計算】 「gold price +(国名)」で検索し、その国の現在の金価格を調べて金現物の価格と比べてください。→マレーシアで検索した例
マレーシアでは、こんな田舎町の専門店でもマレーシアの金価格(チャート)から計算して15%ほど上乗せした価格(10gの場合)で金の現物を買うことができました。 ※一般のジュエリーショップではなんと25%も上乗せされていました。
あとは日本に帰国するとき、税金がかからない額であっても税関で金を持ち込むことを申告しておくとよいでしょう。
日本で金現物のの売却について
田中貴金属販売店で確認したところ、上記の10gの金現物は平日の午前9:00~午後4:30ならいつでも手数料2,200円で田中貴金属の金買取価格買い取るとのことでした。
【田中貴金属で金の現物価格と受取る手数料】
日本で金を売る場合、田中貴金属に限らず消費税10%が上乗せされた価格で売却できます。しかし、田中貴金属の場合1回/2,200円が別途かかります。田中貴金属 総合口座 手数料一覧
金を売ったときの値上がり益に対する税金
金を売ったとき50万円以上の値上が益があった場合、確定申告する必要がああります。
所得税上では、金の値上がり益は譲渡所得の扱いになります。 ※金を買って5年以上かどうかで課税方法が異なります。→田中貴金属 譲渡所得の金額の計算方法について
【その他の金投資方法と税金について】
ペーパーゴールドに投資することもできます。
・アメリカに上場されている金に連動するADR(米国預託証券)
・日本の金に連動する投資信託(ソニー銀行 iシェアーズ ゴールドインデックス・ファンド(為替ヘッジなし)など)
なら、株式や投資信託の税制が適用されます。
※NISA〔金融庁 NISAとは?〕を利用すると120万円の値上がり益までなら非課税※2023年1月現在
200万円総督額以上の金現物の売買をすると、販売店は税務署に報告します。しかしリアルゴールド(金の現物)を持ちたい人には面白い投資対象になります。またさまざまな金投資に分散してしておくと節税にもなるでしょう。
最後に
1.今後さらに日本の消費税が引き上げられるかもしれません。そのときは日本での金の買取価格も消費税引上げ分上がるでしょう。
2.金を買うときの支払い方法について
わたしはカード支払いで金の現物を買いました。(店はカード払いの手数料を上回る利益があった」のでしょう。)
さて、海外で日本のカードで支払うと両替コストは合計3%くらい割高になります。また現金を用意するにも、手間や手数料がかさみます。
ですから店が受け入れるなら(利用できる通貨に制限はありますが)月間75万円までの両替コストがゼロになるRevolutを利用して支払いするとお得になります。→Revolutでクレジットカードの両替コスト3%を節約する方法
口座開設は→Revolutからできます。
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