最終更新 2019/05/27
海外送金手数料〇〇〇円など、おとく!を強調したサイトがよくあります。
(以下はその例)※この会社は外貨両替についてもけっこうお得です。
というのは、円を外貨に替えるコスト、その他の手数料、受取方法(口座入金、その他)、受け取る人や金額の制限があるので注意が必要です。
1.外貨両替コスト
海外送金するとき、たいてい円を外貨に替えてから送金します。
たいていの会社では 海外送金手数料だけでなくもう一つの隠れた手数料、外貨両替コスト(円を外貨に替えるコスト)については説明していません。(下の画像は中国銀行の中国元⇔外貨の売買レートで、その差が外貨両替コストになります。)
数万円ていどの海外送金なら、外貨両替コストそれほど気になりません。しかし数十万円以上を送金するなら、両方の手数料を合わせないと本当におとくかどうかはわかりません。
※例:郵便局からイギリスに1,000ポンド(約14万円)を海外送金するには、海外送金手数料2,500円以外になんと『4,000円!』の外貨両替コストがかかります。
外貨両替コストも含めた本当の手数料については、手数料を節約して海外送金する方法 外貨両替手数料を知ってますか?
外貨両替コストも含めた海外送金手数料の比較は、 手数料を節約して海外送金する方法 金額別海外送金比較 米ドル、ポンド、ユーロ、豪ドル、NZドル、カナダドルをご覧ください。
2.そのほかかかる手数料
銀行などから海外送金すると、さまざまな手数料がかかります。
・日本の外貨預金残高から送金する手数料 2,500円~※メガバンクなど
・中継銀行手数料 受取銀行に届く前に中継する銀行でかかる手数料
例:HSBC香港は25ドル 、円送金手数料6,000円
(送金経路によってはかからない場合もあります)
・受取銀行手数料 アジアなどローカル銀行の数百円~欧米系銀行数千円?まで
(受取る銀行によって異なります。)
3.受取方法
・現地国の銀行口座に入金する
・指定受取場所で現金で受取る。
・カードを使ってATMでキャシングする
などいくつかの受取方法があります。
受取る国で銀行口座があるかどうかで、お得な海外送金方法は異なります。
4.受取る人や受取る金額の制限など
- 中国の銀聯カード口座への入金は、中国籍のある人に限られます。
- 中国のほかインドネシアなどの外為取引に制限がある国では、受取れる額に制限があります。
・受取るまでに1ケ月かかる国、送金したけれどお金が行方不明になった事例
このように海外送金をすると、日本の国内送金では経験しないような事例が海外送金にはわからないことがおこります。
おとくに確実に海外送金する方法はわかりにくいので、このブログではできるだけわかりやすく説明します。
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