最終更新 2021/03/11
日本、アメリカ、ユーロ圏、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、ポーランド在住者は、トランスファーワイズ(TransferWise)の
- マルチカレンシー口座
- デビットカード
を持つと、
1.50余りの通貨で外貨預金ができます。
2.デビットカードで、外貨預金残高からキャッシュレスの支払いやATMでの現金引出ができます。
〔参考情報〕
2020年1月22日 日経新聞の記事(有料版)にトランスファーワイズ(TransferWise)の説明があります。
赤枠部分には
『国際送金などで世界で約600万人の利用者がいる英トランスファーワイズは20年夏にも日本での決済業務を開始する。16年から国内で送金事業を実施しているが、欧州で展開するデビットカードを日本でも発行する。約20通貨に対応し、国際送金で受け取ったお金を残高として保有できる。そのまま国内外での決済に使え、現金の引き出しもできるようにする。』
と説明があります。
海外旅行する人にとって、ワイズ(旧TransferWise)のマルチカレンシー口座とデビットカードは
・どんなメリットがある、注意したいこと
・ソニーバンクウォレットとの比較→ソニーバンクウォレットは10ケ国で最強のデビットカード
についてまとめます。(日本でTransferWiseのボーダレス口座が始まったらさらに詳しい情報をアップします。)
関連情報
マルチカレンシー口座とデビットカードはこんなに便利!【留学やワーホリなど海外に長期滞在する人編】
ワイズ(旧TransferWise)の海外送金はこんなに便利!【個人事業主と法人】
ボーダレス口座を利用できる国、外貨貨預金ができる通貨とデビットカードで支払いできる国について以下に説明します。
【マルチカレンシー口座を利用できる国】
2020/09/末現在
アメリカ、ユーロ圏、オーストラリア、ニュージーランド、ポーランド、日本
※国によって預入限度額などに制限があります
【ワイズ(旧TransferWise)で外貨残高を持てる国】2020/01/22現在
〔アジア〕
アラブ首長国連邦、バングラディシュ、中国、香港、インドネシア、イスラエル、インド、韓国、スリランカ、マレーシア、ネパール、フイリッピン、パキスタン、シンガポール、タイ、トルコ、ベトナム、日本、
〔ヨーロッパ〕
イギリス、ブルガリア、スイス、チェコ、デンマーク、グルジア、クロアチア、ハンガリー、ノルウェー、ポーランド、ルーマニア、ロシア、スウェーデン、ウクライナ、ユーロ圏※以下の国
(※アイルランド、イタリア、エストニア、 オーストリア、オランダ、キプロス、ギリシャ、スペイン、スロバキア、スロベニア、ドイツ、フィンランド、フランス、ベルギー、ポルトガル、マルタ、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルグ、
〔南北アメリカ〕
アルゼンチン、チリ、カナダ、メキシコ、アメリカ、ペルー、コスタリカ、ウルグアイ、
〔アフリカ〕
エジプト、ケニア、モロッコ、ナイジェリア、南アフリカ、ボツワナ、タンザニア、ウガンダ、ザンビア、CFAフラン利用国
〔オセアニア〕
オーストラリア、ニュージーランド、
海外旅行に出かける人のメリットと注意点
メリット1
有利なワイズ(旧TransferWise)の両替レート※で現地通貨に両替しておけば、円安になって現地通貨での目減りを心配する必要はありません。
※銀行・両替商のような上乗せレートはありません。しかし若干の両替手数料がかかります。→詳しくはワイズ(旧TransferWise)の手数料をご覧ください。
※※利用する通貨の外貨預金残高が不足するときは、TransferWiseが自動的に他の残高がある外貨預金口座から両替して引き落としします。
メリット2
TransferWiseのデビットカードなら、TransferWiseの50種類ある外貨預金の残高から支払うことができます。
注意したいこと
1.米ドル、ユーロ、ポンドでは、ソニーバンクウォレットがさらにお得です。※スイスフラン、オーストラリアドル、ニュージーランドドル、カナダドル、香港ドル、南アフリカランド、スウェーデンクローネの両替コストはソニー銀行、TransferWiseとも同程度です。
ですからソニーバンクウォレットとTransferWiseデビットカード両方を持てる人は、
・アメリカ、イギリス、ユーロ圏→ソニーバンクウォレットを中心に利用
・スイス、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、香港、南アフリカ、スウェーデン→TransferWiseとソニーバンクウォレットの両方使い
・その他TransferWiseデビットカードだけが利用できる国→TransferWiseデビットカード
と使い分けると良いでしょう。
2.TransferWiseデビットカード、ソニーバンクウォレットいずれも、デビットカードなのでホテルやレンタカーの予約には使えないでしょう。※クレジットカードなら、ホテルやレンタカー予約の際の支払い能力の確認に利用できます。
3.不正利用への対応では、ソニーバンクウォレットが有利
・ソニーバンクウォレット:30日前までの不正利用での損害を補償→ソニーバンクウォレット※不正利用補償を参照
・TransferWIse:不正利用の状況によって補償するかどうかTransferWiseが判断します。※TransferWiseからの返信メール
※のむてつさんのサイト→デビットカードやマネパカードは不正利用に弱い
4.カード支払いのキャンセル、不正利用への補償による返金には日数がかかる。
TransferWiseデビットカード、ソニーバンクウォレットとも返金手続きをしてもすぐには口座へ返金されず、それまで他の支払いに充てることはできません。キャンセルしない支払い、不正利用の危険がない安全な店舗などで利用しましょう。
※日本のクレジットカード会社なら不正利用への対応やキャンセルも簡単です。
メリット3
ワイズ(旧TransferWise)のデビットカードを使って、ATMから現地通貨を引き出せます。※TransferWiseでは毎月200ポンド相当額まで手数料はかかりません。
注意したいこと!!
1.ワイズ(旧TransferWise)デビットカードで月間200ポンド相当額以上を引き出すときには、ATM利用手数料2%が差し引かれます。→TransferWiseデビットカードの手数料について ※ATMからの出金
2.米ドル、ユーロ、ポンドでは、ソニーバンクウォレットの両替コストがさらにお得で、現地ATMで現金を引き出せます。(手数料:利用額の1.76%。)
3.いずれのカードでも、ATM所有者が別途手数料を取る場合があります。
4.ATMの両替レートで『現地通貨』」を選ばないと、割高な両替手コスト!!がかかります。→TransferWiseの説明(英語)→のむてつさんのサイト 悪レートの海外ATM増加中。海外キャッシングで注意するポイント
以上です。
すでに日本で始まっているTransferWiseの海外送金サービスは、お得で便利です。→100万円までの海外送金におとくなトランスファーワイズ(TransferWise)
まずは海外送金に利用して、ボーダレス口座とデビットカードが始まるのを待ちたい人は
→ワイズ(旧TransferWise)から口座開設できます。
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