最終更新 2021/02/04
三井住友カードが、ナンバーレスカードを発行します。
つまりカードの裏表にカード番号、有効期限、セキュリティコードがありません。よってカードをなくしても、不正利用される可能性は少なくなります。
解説記事→三井住友が「ナンバーレスカード」を発行 タッチ決済で最大5%を還元、20%還元キャンペーンも(ITmedia)
※『タッチ決済で最大5%を還元、20%還元キャンペーン』と説明があるように、三井住友カードはこの機会に利用者の大幅獲得を狙っています。
さてサイトの説明を読むと、実際にカード支払いするときには
『サイン欄はあるため店頭での利用には問題なく、通常通り支払いができる。オンライン決済でカード情報が必要な場合、スマートフォンアプリを使うことでカード情報が確認できる。』
とのことです。
ところで、これで本当にセキュリティ対策は大丈夫でしょうか。
たしかにクレジットカードを落としたり盗難にあっても、カード番号やセキュリティコードはすぐにはわかりません。それで不正利用される心配は少なくなります。しかし、それでも以下の不正利用されることがあるでしょう。これから、そのケースと対策について説明します。
1.タッチ決済で不正利用されてしまう。
タッチ決済で利用できる金額は、世界各国で利用額に制限を設けています。しかしその金額の範囲なら、暗証番号なしで何回でも不正利用でき、被害額がそれだけ膨らみます。
2.スキミング機械でカード情報を読み取られ、不正利用されてしまう。
1.動画で見る非接触型カードのリスク、街を歩いているだけでカードからお金が盗まれる(動画あり)
2019.9月の情報ですが、街を歩いているときでも簡単にカード情報が盗まれます。現在カードの安全性がどこまで徹底されているかはわかりません。しかしこの種のトラブルと対策はいつまでもイタチごっこでしょう。
【対策】
カードを入れる財布に『スキミング防止カード』などを入れておくと、カード情報を盗まれる心配はほぼありません。わたしは海外サイトで上記のカードを購入しました。ちなみにこのカードをクレジットカードに重ねてタッチしても支払いできませんでした。(防止カードの両側カード2枚、5㎝の距離までOKとのこと)→アマゾン “人気のスキミング防止カードランキング“
2.ATMスキミング機械の利用
街のATMなどでカード情報を盗まれる可能性があります。そして紛失したカードなら、そんな機械を利用してカード情報を抜き取ることも簡単でしょう。
2019年12月 マレーシアのクアラルンプールでスキミングの摘発例(動画あり)
【対策】
最近のクレジットカードはたいていはICカードなので、
- 信頼できる店舗や金融機関に隣接したATMを利用する。(力を入れてカード投入口を動かすと偽装がわかることがあります。)
- 暗証番号を盗まれないよう、手などで隠して入力する。(隠しカメラなどに注意)
ことで、たいていのトラブルは避けられるでしょう。のむてつさんのサイト 【保存版】スキミング手口写真40枚とその防止対策 に実際の例と対策について詳しく説明しています。
海外の極悪レートについて
海外でカード支払いするときに、現地レート or 円レート のどちらを選ぶかたずねられることがあります。円レートを選ぶと、とんでもない割高な両替レート(5-12%の両替コスト)を適用されます!!
くわしい情報は、のむてつさんの 極悪レートの海外ATM増加中。海外キャッシングで注意するポイント をご覧ください。
最後に
以前読んだブログですが、カードで何度も不正にあった人は不正利用されないようにクレジットカードのセキュリティコードを削り取り、自分で覚えている人がいました。
ですから、どんな便利なサービスが出てきても、やはり
- 自分で危機管理する。
- 紛失した時にのため連絡先のメモを持つ。
必要があります。
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