最終更新 2020/09/14
海外で3ヶ月以上続けて活動すると、一般の日本のクレジットカードについてくる90日の海外旅行保険では対応できなくなります。
そんなとき旅行費用をそのクレジットカードで支払うと (滞在国で現地など海外の旅行代金でもOK) 、支払った日から90日海外旅行保険が有効になるクレジットカードがあります。(利用付帯のクレジットカード海外旅行保険といいます。※自動付帯のカードについては、海外旅行保険90日が自動付帯のクレジットカード をご覧ください。
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私の場合マレーシアでの活動が多いので、現在の医療保険の有効期限が切れる1週間前※にKLIAエキスプレスのチケットをネットで購入します。(6ケ月先の日付までの購入が可能、また利用開始予定日から1ケ月間チケットが有効です。それで航空券のチケットが決まっていないときでも購入したりします。)
※海外で旅行費用としてカード支払いしても、カード会社に取引が届くまで1週間程度かかります。前回の医療保険の有効期限が切れる1週間前くらいに交通費の支払いをすると、海外旅行保険が途切れないで有効になります。
【注意したいこと】
1.交通機関を利用した日ではなく、チケット購入などカード支払いした日から90日間、1回だけ海外旅行保険が有効になります。(正確にはクレジットカードの取引明細に表示される日から有効)
- その後日本に帰国してからまた出国すると、もう一度カード付帯利用保険を適用できます。
- うっかり交通費をそのカードで支払うと、その日から海外旅行保険が有効になります。本当に旅行保険を適用したいときには、保険が使えないので注意してください。(一般的な物品の買い物は問題ありません。)
3.キャッシュレス支払いについて
クレジットカード会社が提携する病院なら、前もって連絡しておくと治療費を払わずに治療を受けられます。(ただし土日などカード会社の対応部署がお休みの場合、まず自分で支払ってから請求します。)その他の病院では、まず自分で治療費を支払ってから保険会社の指示に従い治療費を請求します。
※たいていの場合、目や歯、カイロプラクティックなどの治療費は請求できません。
4.治療費を請求するときに、パスポートに押された直近の日本を出国したときのスタンプの提示を求められます。
ここでは、エムアイゴールドカード、エムアイゴールドカードプラス、リクルートカードを紹介します。
※日本の銀行のネットバンキング口座があれば、上記のカードなら本人確認はネット上で完結します。発行審査が通ればクレジットカードは簡易書留で届くので、本人が不在でも親族などが三文判を押して届いたカードを受け取ることができます。
※※2,3つ以上のクレジットカードに同時に申し込むと、カード会社が不正利用を疑ってカード発行を拒否することがあるので注意してください。
エムアイゴールドカード
年会費5,000円、家族会員1,000円(消費税別)
本人だけでなく配偶者(1名)に限りますが、下記の海外旅行保険がつきます。
〔保障内容〕
傷害死亡/後遺障害 1億円(5000万*)
傷害治療 300万円 (1回のケガにつき)
疾病治療 300万円 (1回の病気につき)
賠償責任 5000万円 (1回の事故につき)
携行品損害 100万円 (1旅行/1年でリセット)
救援者費用 400万円 (1旅行/1年でリセット)
※死亡の5000万円 だけ自動付帯
詳しい情報は、のむてつさんのサイト 海外旅行保険研究所 エムアイカードゴールドとプラスゴールドの海外旅行保険の注意点←海外在住者の観点からをご覧ください。
エムアイゴールドカードプラス
年会費10,000円、家族会員 2,000円(消費税別)
保障内容は、エムアイゴールドカードと同じです。
違いは、
エムアイゴールドカードプラスの場合、生計を共にする18歳以上の家族(親、配偶者、子供)4人まで家族会員になることができます。くわしくは、エムアイカード ファミリー登録「つながります」・家族カードをご覧ください。
配偶者以外に海外で長期間活動する親や子供を登録して、 年会費2,000円で 海外旅行保険を有効にすることができます。
〔参考情報〕海外に9ケ月以上滞在する人は、エムアイゴールドカード、エムアイゴールドカードプラス両方を持つことをすすめます。(自動付帯海外旅行保険のつくカード90日+エムアイカード90日+エムアイカードプラス90日、で合計270日海外旅行保険が有効になります)
詳しい情報は、海外旅行保険研究所 エムアイカードゴールドとプラスゴールドの違いを比較(海外旅行での使い勝手)をごらんください。
リクルートカード
リクルートカードは年会費無料で、旅行代金を支払うと90日間の疾病・傷害保険100万円がつきます。
またVISAかMaster、JCB両方のカードを持つなら、合計200万円の海外旅行保険になります。また他の本会員の家族から別途家族カード(年会費無料)を作るなら、両方の保障200万円(100万円+100万円)を適用することもできます。
〔保障内容〕
傷害死亡/後遺障害 2000万円
傷害治療 100万円 (1回のケガにつき)
疾病治療 100万円 (1回の病気につき)
賠償責任 2000万円 (1回の事故につき)
ちょっと少ないと感じますが、長期に海外滞在するときの予備のカードとしてすすめます。
くわしくは、海外旅行保険研究所 リクルートカード海外旅行保険の注意点←海外生活者の観点からをご覧ください。
〔参考情報〕
Ⅰ.家族で長期に海外に滞在する方へ
海外旅行保険を管理する人が病気やケガをしても、他の家族が対応できるよう準備しておきましょう。
クレジットカード付帯保険の場合、すべての家族が90日まで(自動付帯)、90日以降(利用付帯)の現在有効なクレジットカード保険、海外旅行保険の緊急時連絡先がわかるようにする。
ブログ管理者は、以下のようにしています。
1.クレジットカード番号や紛失時の連絡先、疾病・傷害時の緊急時連絡先を一覧表にする。(スマホやクラウドに保存し、パスポートのコピーはいつも持ち歩く。)
2.カレンダーに、現在有効なクレジットカード名、有効期限を書き込む。
3.さらに90日海外旅行保険を有効にしたいなら、有効期限の1週間前までに、利用付帯クレジットカードで交通費などを支払う。(カード会社に利用明細が記載されるまで数日かかります。)
Ⅱ.海外旅行保険を適用するには、出国スタンプのコピーが必要です。自動化ゲートを通るときは、スタンプも押してくれることを確認しましょう。
Ⅲ.妻・子などが本人会員になるカードも作る。(父・夫などは家族会員カード)もし父・夫が亡くなった時、妻などにいくら財産があっても、収入がない、過去のクレジットカード利用履歴がないと、クレジットカードの新規発行が難しいです。一つくらいは家族が本会員のクレジットカードを作っておきましょう。
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